
子どもが急に下痢になったら試す4つの応急処置
子どもの不調で多い下痢。繰り返す下痢は、心配になりますね。辛い症状を少しでも和らげてあげるために、家でできることをまとめてみました。
下痢の原因
風邪、冷え
子どもの風邪はお腹に来ることが多いようです。季節の変わり目で、夜は暑いけど朝方は冷える、というような時期はお腹を冷やしやすいので注意が必要です。
冬は寒くないように気を付ける方がほとんどだと思いますが、夏も水遊びの後や冷房の効き過ぎなどで体を冷やし過ぎないよう気を付けてあげたいものです。
離乳食
離乳食を始めたばかりの時や、ステップアップした後は、消化器官が未熟なためお腹を壊すことがあります。
消化しきれなかった食べ物が少し混じるというのは心配いりませんが、明らかに普段よりうんちが緩い場合は、離乳食の進行を緩めてあげたほうがよいでしょう。
ウイルス性疾患
心配なのが、ウイルスによるものです。冬に流行するロタウイルスやノロウイルス、夏に保育園などで集団感染を起こすアデノウイルスなどが原因になります。
これらの場合うんちの色が白っぽくなったり血が混じったりと特徴的なので、いつもと違うと感じたらすぐに病院に行きましょう。その場合、手洗いや消毒を徹底しましょう。
アレルギー
アレルギーで下痢が起こる場合もあります、鶏肉や卵、乳製品など、特定の食べ物を摂取することで下痢になります。
下痢の応急処置
水分を多めに与える
下痢が続くと脱水症状が怖いので、水分を多めに与えます。湯冷ましやお茶、薄めた味噌汁、ベビー用イオン飲料などをこまめに飲ませましょう。
果汁は、柑橘系のものはお腹がゆるくなりやすいので逆効果です。常温か少し温かいぐらいの温度にしてあげるといいですね。母乳やミルクはほしがるだけ与えます。
お腹を温める
冷えや風邪が原因と思われるときには有効です。腹巻やスリーパーを利用します。ただし、ウイルス性の場合はあまり効果がないようです。
食事は柔らかく消化しやすいものにする
離乳食の場合、進んでいたとしても一旦初期のものから与えて、少しずつ元に戻していきます。雑炊など消化のいいものを食べさせてあげたいですね。
りんごやにんじんに含まれるペクチンは胃腸の働きを改善する効果があるので、取り入れてみると良さそうです。脂肪分の多いもの、柑橘類、乳製品は避けます。
あまり食べなくても焦らず、水分だけは多めに取るようにして、長い目で回復を見守るようにしましょう。
整腸剤を飲ませる
市販の整腸剤で赤ちゃんでも飲めるものもあるので、飲ませてみます。すぐに効くものでありませんが、少しずつ腸内の状態を整えます。下痢止めというのは子どもにはあまり効果が出ないので使えません。
最後に
いかがでしたか?子どもの下痢について、原因や応急処置をまとめてみました。下痢になるとお尻が荒れやすいので、こまめに洗ってあげましょう。
うんちが付いたおむつを持っていくと診断の参考になると考える病院も多いので、必要かどうか問い合わせるといいですね。
怖い病気が潜んでいることも少なくないので、冷えただけかな?と簡単に考えず、できるだけ早く病院で診てもらいましょう。