
思わずイライラ!?3歳児の反抗期が始まったら読むべき8つのこと
一般的に、「第一次反抗期」と言われる3歳児期は、毎日一緒にいると、親もついイライラしたり、怒りやすくなったりするものです。
でも、落ち着いてみると、後から「どうして、自分はあんなに怒ってしまったのだろう。」「もっと上手な対応があったかも。」と考えることもあるのではないでしょうか。
ここでは、そんな大変な毎日を乗り切るヒントになる方法をご紹介します。
1.3歳児って?
3歳頃になると、それなりに話もできて、観察力や知恵・力も付き、自分で出来ることが増えます。一方で、物事の分別はまだ未熟だったり、実力以上の事をやりたがったりと、アンバランスな面も持ち合わせています。
それらが、大人から見ると厄介だったり、大変だったりして、「第一次反抗期」「地獄の3歳児」などと言われる理由になっているのではないでしょうか。
しかし、子どもの成長という意味では、3歳は大きな変化の時期です。どこか赤ちゃんの名残りがある2歳を過ぎて、「人」として成長する時期に入ります。
強くなる自己主張は、子どもが自分から積極的に、気持ちや意思を表現することであり、大切な心の成長過程の1つです。
大人や他の子どもとのぶつかり合いを通して、自分の出し方を学び、お互いの主張の違いを知ることで、他者との関係性やコミュニケーションの仕方を身に付けていく、最初の段階とも言えます。
2.肯定する
自己主張も大事とは言え、何でも子どもの思い通りにさせて良いわけでもありませんし、出来ない場合も多いでしょう。
そこで一つの対応として、「肯定する。」という方法があります。子どもの行動を制限する事はあっても、子どもの気持ちを汲み取ることは心掛けてみるのです。
例えば、夕食時に「パズルで遊びたい。」と言う子どもに、「ダメ!ご飯を食べてから。」と言うのではなく、「そう。じゃ、ご飯を食べてから遊ぼうね。」と言ってみて下さい。
食後も時間が無い時は、「これからご飯の時間なの。今日は遅いから、ご飯の後も遊べないと思う。〇〇くんは遊びたいのに、ごめんね。」などと、素直に伝えましょう。
大人でも頭ごなしに否定や禁止をされれば、気持ちの良いものではありません。やりたい事が溢れている子どもなら、尚更でしょう。言葉掛け一つで、案外すんなりいくこともあります。
3.離れる
本心ではどんなに可愛い・愛しいと思っていても、毎日、子どもと2人きりという環境ですと、一緒にいる事が辛い時も出てくるでしょう。
そんな時は、可能であれば、家族・友人や託児施設、公共制度(例:保育ママさん)などに子どもを預け、一人になる時間を作って下さい。託児が難しい場合は、家の中で自分を隔離します。
危険物は触れない所にしまうなどし、子どものいる場所の安全を確保してから、自分は別の部屋にこもるのです。子どもにはDVDやゲームを与えておけば、しばらく静かにしていられるでしょう。
「テレビやゲームはちょっと・・・。」と思う方もいるでしょうが、たまには良いのです。それよりも、親の辛さを少しでも軽くする方が先決ですし、総合的に見れば、親の心が落ち着いている方が、子どもの為にもなります。
4.数える
よく言われる方法が、怒りを覚えたら10数えて、自分をクールダウンさせるというものです。しかし、ここではモデルさんの話として、某サイトで紹介されていた方法を取り上げてみます。
それは、「この子とこうやって格闘しながらも、自分が一緒にいられるのは、あと何年かな。」と考えるのだそうです。そう考えると、子どもと格闘している「今」も、大切に思えるかもしれません。
5.時間に余裕を持つ
時間がない時や焦っている時には、大人も普通の時よりイライラしやすくなります。
やろうと思っていた時間よりも、30分~1時間ほど前倒しで、準備や支度に取り掛かると、子どもの「イヤイヤ!」や「自分で!」にも、ある程度は付き合えたり、許せたりします。
6.抱きしめる
1日に1回で良いので、子どもを抱き締めてみて下さい。3歳頃になると、赤ちゃんの時ほど抱っこしたり、おんぶしたりする事も少なくなるでしょう。
しかし、大好きなお父さん・お母さんに抱きしめられることが嬉しくない子どもはいません。スキンシップをすると、親も子どもも素直な優しい気持ちになりやすく、お互いに良い影響がもらえます。
7.発散する
イライラしにくくなる為には、大人も発散することが必要です。好きな事をする時間を少しでも作る、とにかく外に出てみる、誰かに愚痴をこぼすなど、発散方法は色々とあります。
他に、筆者が実践している、1人で家で出来る方法も、2つご紹介します。1つ目は、枕やクッションなど投げても壊れない物を、思い切り投げる、壁や床に叩きつけるというものです。
これは、子どもの見ていない所でやりましょう。2つ目は、お風呂の湯船で、思い切りお湯をバシャバシャします。それはもう、本当に思い切りやります。これは、子どもと一緒にやっても大丈夫です。
溜まったイライラの力を、子ども以外の対象にぶつけることでスッキリしやすくなります。
8.絶対にダメ!!
どんなにイライラしても、腹が立っても、子どもに手を上げることと、子どもの人格や存在そのものを否定するような怒り方・叱り方は、絶対にやめて下さい。
大人が思う以上に、子どもの心に傷を残しますし、何をされたか覚えているものです。その一線だけは、大人として親として、絶対に超えてはいけません。
最後に
子どものイヤイヤ期には、親もイライラして当然です。子どもへの対応について反省する事はあっても、イライラする事そのものに、負い目を感じたり、落ち込んだりする必要はありません。
それでも、なるべくイライラしたり、怒ったりしたくないという方も多いでしょう。自分なりの方法で、イライラを上手く解消しながら、子どもと少しでも楽しく向き合えると良いですね。