
子どもが便秘の時に試す4つの方法
子育て中のお子さんの悩みで意外と多いのが便秘です。
大人の私達でも便秘になると辛いですが、我が子が便秘で苦しんでいる姿を見るのはもっと辛いですよね。
少しでも早く何とかしてあげたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そこでお子さんが便秘になった時に試したい方法をいくつかご紹介していきたいと思います。
解消方法
まずは便秘についてですが、体の中の水分が少ないと、ウンチが硬くなってしまいます。そうなると腸の動きも悪くなり、なかなか出ないという事になります。
さらに、お尻が切れたりお腹が痛くなったりします。そうなると余計に便意を我慢してしまう事があり悪循環です。
そうならないために、これから紹介する方法を参考にしてみてくださいね。
①こまめな水分補給
子どもの場合、大人よりも体温が高く汗をかきやすいので、しっかりと水分補給をしてあげることが大切です。
大人なら意識的に水分補給をするのは出来ますが、子どもは遊びに夢中になると水分補給を忘れる事がよくあります。
そして一気にたくさんの量を飲むことが出来ません。ですから、少しずつ水分を摂れるように気をつけてあげるといいと思います。
②食物繊維を多く摂る
便秘の時に大切なのが、食生活です。食物繊維を多く含んだ食べ物を摂る事は便秘解消にはかかせません。
食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがあります。水溶性食物繊維はわかめやひじきなど、海藻類に多く含まれています。
水分を取り込んでくれるのでウンチを柔らかくしてくれます。不溶性食物繊維はごぼうやさつまいもなど根菜類に多く含まれていて、ウンチのかさを増やしてくれます。
しかし、ウンチが硬い場合に、不溶性食物繊維ばかりを摂るとますます硬くなってしまうという事があるので気をつけましょう。
どちらもバランスよく摂れるよう、食事を工夫してあげてください。食物繊維と合わせてヨーグルトなどの乳酸菌を摂ると、さらにいいと思います。
③規則正しい生活
子どもの便秘の場合、ちょっとした環境の変化やストレスでも便秘になる事があります。
早寝早起きをしているか、だらだらと食事をしていないか、運動不足になっていないかなど、普段の生活を見直してみてください。
トイレトレーニング中のお子さんは、おもらしして怒られた事がトラウマになり、便意があっても我慢してしまうという事があるようです。
イライラした気持ちはお子さんにも伝わるので、なるべく怒らないように気をつけてあげてください。毎日決まった時間にトイレに行ってみるというのもオススメです。
生活を見直して良い習慣が身につけば、体も変わってくるのではないかと思います。
④浣腸を使う
何日も出ていない、どうしても硬くて出ないという時には浣腸を使うのも1つの方法です。グリセリン浣腸という子供用の浣腸が薬局に売られています。
グリセリン浣腸は、ウンチを柔らかくする働きがあるので詰まっている時には良いかもしれません。年齢によって用量が違いますので、使用する場合はよく確認してくださいね。
家で浣腸するのは不安という方は、小児科へ行って相談してもいいと思います。
最後に
お子さんの便秘は食生活やストレス、運動不足などが原因かもしれません。
しかし中には大きな病気が隠れている事もあります。お子さんのお尻が切れている場合には軟膏を処方してもらう事が出来ます。
色々と試しても良くならない場合にはウンチを柔らかくする薬を処方してもらう事も出来ます。
少しでも分からない事や不安な事がある場合、お子さんの様子がいつもと違う場合には、小児科へ受診する事をオススメします。