子どもが高熱を出した時の4つの応急処置
- 2015/5/26
- 子どもの病気

子どもが高熱を出した時の4つの応急処置
子育てをしていく中で、どうしても切り離せないのが病気です。
小さいうちは急に高熱を出したり、風邪を引いたり、よく体調を崩しますよね。小児科が開いていない夜や休日に限って熱を出して慌てた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
辛そうな姿を見ると、少しでも和らげてあげたいと思いますよね。そこで、高熱を出した時に出来る応急処置の方法をご紹介したいと思います。
まず、熱が出たという状態についてですが、赤ちゃんや幼児の場合は体温が高いので37.5℃以上になると熱が出たという事になります。
意外と小さいお子さんは、38℃くらいあっても元気に遊んだり、ご飯もしっかり食べたりという事はよくある話です。
熱が出ていても食事が摂れてぐっすり眠っているという場合には、様子を見ていいと思います。
熱があるのに寒がる場合
熱を計るとかなり高いのに寒いと言っている場合には、まだ体温が上がりきっていないという事があります。
そういう場合には、服を着せてあげたり少し厚めの布団をかけてあげましょう。それでもまだ寒がる時には、湯たんぽなど温かくなるように工夫してあげてください。
体は温かくても手足が冷たい場合は、まだ熱が上がる可能性があるので、温めてあげるといいと思います。
暑がる場合
熱が上がりきると、今度は暑くなってきます。何枚も服を着ている場合は、少し薄着にしてあげましょう。
熱が高くて辛い場合は、おでこだけを冷やすよりも、首や脇の下や股などを冷やしてあげるといいと思います。小さい保冷剤をガーゼやハンカチに包んで使うと冷やし過ぎません。
いざという時に慌てないよう、保冷剤を何個か取っておくことをオススメします。
汗をかいている場合
熱が出た時に、体は熱を下げるために汗をかきます。しかしそのままにしておくと気持ち悪いですし、急に体温が下がるので体にも良くありません。
汗をかいていたらタオルで体を拭いたり着替えさせてあげましょう。そしてしっかりと水分補給する事を忘れないように気をつけてあげてください。
熱がある時は、お茶やスポーツドリンク、経口補水液など、吸収の良い飲み物がオススメです。
ぐったりとして辛そうな場合
ぐったりしていて辛そうな時や、機嫌が悪い時には解熱剤を使う事も考えてみましょう。
解熱剤を使うと、一時的に熱は下がりますが治るわけではありません。
なるべくなら使わずに熱を下げる方がいいと思いますが、回復するための体力が無いために長引く場合もあるので、解熱剤を使ってもいいかもしれません。その場合には、きちんと使用方法や用量を守って使いましょう。
急な発熱で出来る応急処置はいくつかありますが、生後3ヶ月未満の赤ちゃんの場合は重症化しやすいので、出来るだけ早く病院へ行くことをオススメします。
他にも
いつもと様子が違う、何度も吐いている、けいれんを起こしたなど、気になることがあればすぐに病院へ行って診てもらいましょう。
病院へ行った時には、いつから熱が出たのか?どんな様子だったか?他には症状はあるか?など色々聞かれると思いますので、熱が出た場合には定期的に計って記録しておくといいと思います。
熱が出た時に1番辛いのはお子さん本人だと思います。応急処置も大切ですが、辛そうな場合にはお子さんに寄り添って、安心させてあげてくださいね。