
子どもの想像力を豊かにするオススメの絵本10選
4歳と3歳の二人の娘を持つママライターです。私は小さい頃から本を読むのがとても好きでした。
自分が体験したことがないこと、行ったことがない場所、華やかなお姫様……本を読みながらよく想像をめぐらせたものです。
今でも童話や神話、昔話など母に読んでもらった話もよく覚えています。同時にその話を読んでもらった時のことも覚えています。怖くていやだと泣いたこともありました。
今の子供たちは私たちが幼かった頃と違って情報をすぐに手にすることができます。本を読むことも少なくなってきていると耳にしたこともあります。
本は色々なことを子供たちに教えてくれて、読み聞かせてもらいながら想像をめぐらすことは子供たちの脳に刺激を与えてくれます。
そこで今回は子供の想像力を豊かにするオススメの絵本10選です。
1.じゃあじゃあびりびり(まついのりこのあかちゃんのほん) まついのりこ・著
赤ちゃんは言葉が持つ音や響き、リズムを楽しむことが出来る耳を持っているそうです。カラフルなイラストとシンプルに作られたファーストブックにオススメの一冊。
赤ちゃんの興味を満たし、モノの名前と音、形を結び付けてくれます。サイズも小さく丈夫にできているのでお出かけに持っていくのにも便利です。
2.きんぎょが にげた(福音館の幼児絵本) 五味太郎・著
金魚鉢から逃げ出した金魚は、カーテンの模様や花の中、色々なところへ隠れてしまいます。
子供たちが大好きな絵探しをしながら身の周りにあるものの名前を覚えられます。色使いも綺麗で子供たちの想像力と集中力を養ってくれる本です。
対象年齢は2歳からとなっていますが1歳くらいから楽しめますよ。
3.どうぞのいす(ひさかた絵本傑作集) 香山 美子・著
うさぎさんが小さな椅子を作って野原の木の下に置きました。そばには「どうぞのいす」と書いた立て看板も立てました。すると、森の動物たちが次々にやってきます。
「思いやり」を育みながら、次はどんな動物がくるかな?何を持っているかな?など子供と質問しながら楽しめる絵本です。
対象年齢は4~5歳ですが、優しい言い回しとリズミカルな文章で小さな子どもでも楽しめます
4.くだもの だもの(福音館の幼児絵本シリーズ) 石津 ちひろ・著
真夏の海水浴場を舞台に思わず笑ってしまうような果物たちのユーモラスな行動がリズミカルで楽しい言葉と共に描かれています。
幼い子供でも真似して口ずさめるフレーズが満載で、大人も子供も楽しめる一冊です。
絵も可愛らしいので1歳くらいから見て楽しめますよ。
5.しろくまちゃんのほっとけーき(こぐまちゃんえほん) わかやま けん・著
http://www.amazon.co.jp/dp/4772100318
1970年の発売以来ロングセラーの絵本です。しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作るお話で、ホットケーキが焼けるまでの工程が楽しい擬音と共に見開きページに並んでいます。
「ぽたあん」と生地をフライパンに落とす音、表面が「ぷつぷつ」してきたらひっくり返す合図。
ひっくり返してお皿にのせたらお友達を呼んで仲良くいただきます。
しろくまちゃんとお母さんがつくるホットケーキはとてもおいしそうでホットケーキが食べたくなります。音を楽しみながら、材料からホットケーキが出来るまでの過程で楽しく食育できます。
6.おばけのてんぷら(えほんのひろば29) せな けいこ・著
うさこちゃんが天ぷらをつくっているとおいしそうな匂いにつられて山からお化けがやってきます。そーっとうさこちゃんの家に忍び込んだおばけですが……
今年3歳になったばかりの娘が大好きな絵本です。天ぷらのつくり方も知ることもできますし、子供たちが大好きなつまみ食いのシーンもあります。
私の娘は一緒にそーっとつまみ食いのふりをして楽しんでいます。大型の絵本もありますが、小さいサイズはお出かけにも持っていけるので便利ですよ。
7.ひつじぱん(たんぽぽえほんシリーズ) あきやま ただし・著
「ぱんやさん ぱんやさん ひつじのぱんやさん」で始まるかわいいお話です。ひつじのぱんやさんがつくっている様々なパンを買いにやってくる動物たち。
私はひつじのぱんやさんが焼いたパンをどんな動物が買いに来るか子供と推理して楽しんでいます。話の言葉もリズミカルで子供でもすぐに覚えて真似することができます。
こちらは今年5歳になる娘が3歳くらいの時にお気に入りでした。今では話の内容を覚えてしまったので「次はきりんさんのパンだよ」と先に言われてしまいます。
この本のおかげで娘はパンが好きになりました。
8.だるまさんシリーズ「が・の・と」(3点セット) かがくいひろし・著
こちらはファーストブックにもピッタリな絵本です。子供とスキンシップをしながら楽しめる絵本でそれぞれ「が・の・と」の接続詞を使ってだるまさんが繰り広げるホンワカした笑いの世界です。
ページをめくるたびにアッと驚く展開が待っています。言葉は少ないですが、その分想像を膨らませて読み方を少し変えてあげることで子供の想像力を育みます。
3歳の娘は「だるまさんと」が大好きで支援センターに行くたびに読んであげています。
9.あっちゃんあがつく―たべものあいうえお さいとう しのぶ・著
あっちゃん あがつく あいすくりーむと歌のようなリズムの文章に可愛らしい食べ物の絵が添えられています。
本の後ろには楽譜もあるのでピアノなどが得意なお母さんは実際に弾きながら読んでも楽しいかもしれません。
イラストも一枚一枚違ったストーリー性があるので絵を見て想像しながらストーリーを作ってみるのも子供の想像力を伸ばしてくれます。
もちろんあいうえおを覚えることもできるのでひらがなを読む練習にもぴったりの一冊です。
10.そらまめくんのベッド(こどものとも傑作集) なかや みわ・著
3歳からの読み聞かせにオススメしたい本です。そらまめくんは中に白くてふわふわの綿がつまったベッドが大好き。他のおまめさんたちがそれだけ頼んでも絶対に貸してくれません。
ある日、そらまめくんの大切なベッドがなくなってしまいます。
出てくるおまめさんたちはそらまめくんもグリーンピースくんも大変可愛らしく、そして何より小さな子供でもわかりやすく、困っている人を助けてあげるという他者を思いやる優しさを自然と身につけられます。
もちろん絵本の中の絵には発見もいっぱいなので、読むたびに新しい発見に驚かされることでしょう。
最後に
いかがでしたか?読み聞かせは子供たちの想像力を育むだけでなく、言葉やモノの名前を覚えたり、心も大きく成長させてくれます。
ちょっと難しいかな?と思っても繰り返し読んであげているうちに少しずつ覚えはじめ、この話が好き、これは怖いから嫌いと自分の言葉で子供たちが語り掛けてくれます。
毎日忙しいお母さんたちにも一息つきながら子供と一緒に心を休ませる時間になるといいですね。