幼児が高熱を出した時の4つの応急処置
- 2015/5/21
- 子どもの病気

幼児が高熱を出した時の4つの応急処置
小さな子供が高熱を出すと、お父さんお母さんは心配になってしまいますよね。
夜間に熱が上がるようなことも多く、焦ってしまうこともあると思います。そこで、幼児が高熱を出した時の応急処置についてまとめました。
熱は悪者ではありません
熱が出ると心配になりますが、体の中に入った病原菌を退治するための反応であり、ある程度は必要なものです。
しかし、あまりに高い熱だと熱性けいれんや脳への影響も心配されるため、温度や子どもの様子によって対応が分かれます。40度以上の熱が出ていたり、意識がうつろになっていたり、ぐったりしていたら、早期に病院に行きます。
夜間でも救急病院に行き、すみやかに解熱する必要があります。38度程度の熱で、顔色や機嫌が悪くなく、食欲もあるような場合は、夜間や休日であれば自宅で少し様子を見てから病院に行ってもよいでしょう。
熱が出たからといってすぐに解熱剤を使うと、かえって回復を遅らせることになります。必ずお医者さんの指示をもらって使うようにしましょう。
では、自宅で待機する際に、どのような処置ができるでしょうか。
自宅での応急処置
素人判断は危険でもちろん病院に行くのが一番ですが、自宅でとりあえずできることもあります。主なものを4つ紹介します。
布団に寝かせて安静にする
熱はあるけれど元気そう、という場合でも、布団に寝かせて体を休ませます。様子を見て温度を調節してあげます。
昔は汗をどんどんかかせれば熱が下がる、とかなり暖かくしていた人も多かったかと思いますが、快適に休ませることを優先し、暑そうな時は涼しく、寒そうにしていたら厚着をさせるようにします。
一般的に、熱が上がっている最中は寒気がし、上がりきると暑く感じるようです。様子を見て調節しましょう。
体を冷やす
わきの下や太ももの付け根など、血管が集まっている場所を冷やすと効果的です。ビニール袋に氷と少量の水を入れ、タオルでくるむと肌への負担がかかりすぎません。
水分補給
熱がある時はのどが渇きやすくなります。こまめに水分をとらせるようにします。湯冷ましや麦茶などが基本ですが、食欲が低下している時は、エネルギー補給もかねて、果汁やスポーツドリンクなどを飲ませてもいいですね。
汗対策
熱が出ていると汗をかきやすくなります。服が湿ると不快になるので、こまめに汗を拭き、着替えをさせるようにします。
病院に行くべきか判断が付かない時は
小児緊急電話相談という言葉を聞いたことはありますか。子どもの病気で夜間や休日でも病院に行くべきか判断が付かないような場合、「#8000」をプッシュすると、各都道府県の相談窓口に繋がります。
小児科医や看護師が対応し、緊急性を判断して対処法を教えてくれます。
最後に
いかがでしたか?子どもが高熱を出していると、見ている親御さんも辛くなりますね。緊急性が低そうに見えても、怖い病気が隠れていることもあるので、早めに病院で診てもらいましょう。
不快な症状を少しでも楽にしてあげられるよう、お役にたてれば幸いです。