
3歳までの子育てが大事と言われる3つの理由
子育ては3歳までが大切、と聞いたことはありませんか?
なんとなく聞いたことはあっても、それがどうしてなのかはわからなかったりするのではないでしょうか。
今回は、何故子育ては3歳までが大切なのかを調べてみました。
三つ子の魂百まで
3歳までの子育てが大切な理由を調べると必ずでてくることわざです。
三つ子の魂百まで、というのは「幼いころの性格は百歳になっても変わらない」という意味です。三つ子、というのは3歳の意味で総じて「幼い子」としています。
そして、このことわざの通り、個人の性格や人格は3歳までに決まると言われているのです。
何故、3歳までの子育てが大切なのか
①産まれてから3年間は人生で一番成長するとき
人は産まれてからの3年間ほど急な成長をする時期はありません。
この3年間の間に首が座り、腰が座り、食事をとるようになり、歩くようになります。
さらに1歳をすぎると自分の意思を伝えようとし、3歳になるまでには言葉で伝えることが出来るようになるのです。
この成長スピードは人生で産まれてからの3年間が一番凄まじいのです。
②人としての人格が形成される
個人の性格や人格、言語能力や思考パターンなどは3歳までに形成されるといわれています。
3歳までに形成された思考パターンやイメージは、その後変えようと思っても簡単には変わりません。変わるまでには倍以上の時間がかかるものとされています。
③親子の信頼関係は3歳までに培われる
1歳までに、抱っこなどあまりされず親からの愛情が充分に受けられなかった子供は、親の愛情をたくさん注がれてきた子供に比べ、コミュニケーション力が低いというデータがあるほど、幼いころの親の愛情はとても大事なのです。
ですから赤ちゃんの頃の抱っこはとても重要です。3歳までに親子の信頼関係をきちんと築いておくことが、その後の子供の人生に大きく影響してくるのです。
以上3点が、3歳までの子育てが重要だと言われている理由です。
それでは3歳までの子育てで大切なことはなんなのかをお話ししたいと思います。
3歳の子育てで大切なポイント
①好奇心をのばす
子供は好奇心の塊と言っても過言ではありません。自由な空間で、子供の好奇心を満たしてあげましょう。なんでもかんでも「ダメ」としてしまっては子供の自発性や積極性をつぶしてしまいます。
かといってやりたい放題にさせるのではなく、親も一緒になって色々なものに関心を持つようにしましょう。
②出来るまで待つ
子供が何か自分でやろうとしている時に、すぐに手伝ってはいけません。ぐっとこらえて見守ってあげましょう。子供の成長に「達成感」はとても大切です。
また成長するとともに、子供に「なんで?」「どうして?」と質問をぶつけられることも多くなってきます。そんなときはすぐに質問に答えないで「どうしてだと思う?」など答えて子供の想像力をのばしましょう。
③他者との交流をもたせる
家族以外の他者と触れ合う機会をもちましょう。社会性やコミュニケーション力を養うためには、他者との触れ合いが大切になります。
公園や、育児支援施設などに行き、同い年の子供と遊ばせることで社会性やコミュニケーション力を育むことができるのです。
最後に
3歳までの子供の脳の発達は目を見張るものがあり、考える力などはもうこの時期には80%決まると言われています。
いかに3歳前後までの土台作りが大切なのかがわかっていただけたかと思います。
乳幼児期はあっという間に過ぎていきます。周りに愛されることで子供が安心して暮らすことが出来る環境を作ることが、3歳までの子育てに一番大切なことなのではないでしょうか。