
家1軒買うのと一緒!?意外とかかる子どもの教育費一覧(私立・公立別の幼稚園~大学
子どもの教育費は、一人あたり2,000万円とも3,000万円とも言われています。不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろん一度に必要になるわけではありません。
いつ、何にいくらぐらいお金が必要になるのか、公立と私立の違いは…など、子どもの教育費についてまとめました。
まず、公立の学校に通わせた場合の学費を見ていきます。
幼稚園(公立)
合計23万100円
うち学校教育費13万1624円 学校給食費1万7920円 学校外教育費8万556円
幼稚園のうちから習い事をしている子も多いようですね。
小学校(公立)
合計30万5807円
うち学校教育費5万5197円 学校給食費4万2035円 学校外教育費20万8575円
学費はかかりません。通学費が1万7000円近くになるので、徒歩で通学できる場合はより安くなります。
学校外教育費は、高学年になると中学受験に向けて塾代の負担が大きくなります。
中学校(公立)
合計45万340円
うち学校教育費13万1534円 学校給食費3万6114円 学校外教育費28万2692円
中学でも学費はかかりません。塾の費用が約17万円と、突出して高くなります。
高校(公立)
合計38万6439円
うち学校教育費23万837円 学校外教育費15万5602円
高校授業料無償化制度により、授業料がかからなくなったため家計への負担が減りました。
この調査の後、所得制限(年収910万円以下)が設けられましたが、多くの家庭では高校3年間の学費はこれまでより抑えられています。
大学(公立)
国立の場合 初年度合計81万7800円
うち授業料53万5800円 入学金28万2000円
公立の場合 初年度合計93万5578円
うち授業料53万7857円 入学金39万7721円(県内学生は23万1133円)
一人暮らしの場合、初年度は100万円、以降は年間50万円程度多くかかります。
学校によっては施設費などを納入する所もあります。また、この他教材代もかかります。学部によって大きく異なりますが、3~5万円程度です。
続いて、私立の学校について見ていきます。
幼稚園(私立)
合計48万7427円
うち学校教育費34万464円 学校給食費2万6891円 学校外教育費12万72円
公立に比べると約2倍になります。特に学費が高くなるようです。
小学校(私立)
合計142万2357円
うち学校教育費82万2467円 学校給食費4万229円 学校外教育費55万9661円
公立の小学校と比べると5倍近くかかります。特に1年生の時は入学金がかかるため170万円にも上ります。
また、電車通学をする子どもも多いため、通学費も8万円と大きな負担になります。学校外教育費も、各項目とも公立小学校の子どもより多くなっています。
特に塾にお金をかける家庭が多いようです。
中学校(私立)
合計129万5156円
うち学校教育費99万7526円 学校給食費3380円 学校外教育費29万4250円
初年度は入学金を含め約156万円になります。学校外教育費は大きな差はなく、塾代は公立に比べて5万円ほど安くなります。高校受験の必要がない、中高一貫の私立学校が多いためです。
とはいえ、トータルの費用は公立の約3倍かかります。
高校(私立)
合計96万6816円
うち学校教育費72万2212円 学校外教育費24万4604円
高校も公立と比べると高いですが、就学助成金などの補助があるので小・中学校より家計への負担が減ります。
大学(私立)
私立大学の場合、学部でも大きく異なります。
文系の場合 初年度合計114万9246円
うち授業料74万2478円 入学金24万6749円 施設費16万19円
理系の場合 初年度合計149万6044円
うち授業料104万3212円 入学金26万5595円 施設費18万7236円
医科・歯科系の場合 初年度合計466万4560円
うち授業料276万4631円 入学金103万6391円 施設費86万3538円
医科・歯科系はこれが6年分必要になるかと思うと、気の遠くなるような学費がかかりますね。
最後に
いかがでしたか。子どもの教育費についてまとめました。仮に幼稚園から高校までの15年間私立学校に通わせると、公立の3倍以上になります。
特にお金がかかる時期を把握して、計画的に預貯金や学資保険で備えておきたいですね。