
慣れれば簡単!初心者ママに見て欲しい子どもの耳垢・耳掃除のやり方
子どもの耳の健康のために、きれいにしておいてあげたいですよね。しかし、元気な子どもの耳掃除にひと苦労されているお父さんお母さんも多いかと思います。そこで、耳掃除のコツをまとめました。
入口近くだけを掃除する
耳は大きく外耳・中耳・内耳の三つの部分に分けられます。普段見えている「耳の穴」は外耳と呼ばれます。
外耳道には耳垢を外に押し出す力があるので、奥の方に耳垢が見えても無理に取ろうとするよりも取りやすいところまで出てくるのを待った方が安全です。
耳鼻科の先生の話によると、耳垢を取ろうとして逆に押し込み、耳が詰まってしまう「耳垢栓塞」という症状の子どもが非常に多いようです。手前部分だけを掃除してあげましょう。
ちなみに、耳たぶをぎゅっと後ろに引っ張ってから上に移動させると、耳の穴がまっすぐになって見やすくなります。
適正な頻度で行う
赤ちゃんは大人に比べて皮脂の分泌が盛んなので、耳周りも汚れやすくなっています。お風呂上りに、ガーゼなどで耳周りを拭いてあげます。
皮脂がふやけるので汚れが取りやすくなっています。この拭き取りを毎日こまめにやってあげれば、耳の中の掃除は1週間に一回程度で大丈夫です。
毎日のように耳の中の掃除をすると、赤ちゃんの柔らかい皮膚に傷をつけてしまいます。お風呂上がりの習慣で、清潔を保ってあげたいですね。
耳かき棒より綿棒
竹や木の耳かき棒は、大人には気持ちがいいものですが、子どもには硬すぎるようです。急に動くこともあるので、耳の中を傷つける危険があります。綿棒を使って耳掃除してあげましょう。
大人用の綿棒の方が太くて柔らかいので、耳の外を拭いたり水を吸ったりするのには適しています。耳の中をしっかり掃除したいときには赤ちゃん用の細い綿棒を使います。
少し高価ですが、赤ちゃん用の耳かきで、シリコン製のものや先が光るものもあるので、うまく耳掃除できるかやはり心配だ、という方にはオススメです。
動かないタイミングで
元気な子どもを押さえつけて耳掃除をしようとしても、余計暴れて嫌がってしまいます。小さいうちは、授乳の間や眠い時などあまり動かないタイミングを狙って掃除します。
それでも嫌がる場合…耳に触られることへの抵抗をなくす
耳の中には迷走神経という神経があり、そこを刺激されると気持ちがよくなります。
大人でも、「毎日耳掃除する必要がないのはわかっているけど、気持ちがよくてついやってしまう」という話をよく聞きますよね。本来、適切な耳掃除は気持ちがいいものなのです。
しかし、耳掃除中に痛い思いをしたことがある、押さえつけられるのが嫌、などの理由ですっかり耳掃除が嫌いになってしまう子どももいるようです。無理強いすると余計嫌いになってしまいます。
そこで、普段のスキンシップで意識して耳に触るようにします。寝る前に耳を優しく撫でてあげるのもいいですね。「耳に触られるのは気持ちがいい」という意識を付けさせると、耳掃除もしやすくなります。
最後に
いかがでしたか?子どもの耳掃除についてまとめてみました。しかしどうしても上手くできない場合や、失敗して耳垢を奥に押し込んだり耳の中を傷つけたりしてしまった場合は、お医者さんに相談してみましょう。