
同性だから難しい!女の子の育て方で注意すべき8つのこと
男の子でも女の子でも、我が子は可愛いと同時に、育児中は迷うことや悩むことも多々あります。
迷い、悩み、心配することが、親の務めの1つとも言えるかもしれません。その中でも、お母さんにとって、女の子は同性であるが為に、育てやすくもあり、ある種の育てにくさも感じることがあるかもしれません。
ここでは女の子を育てる上で、お母さんが知っておいた方が良いポイントを抑えましょう。
なお、内容の一部は「ママノート」というインターネットサイトを参考にしています。
1.女の子は早い
全体的に、男の子よりも女の子の方が、様々な成長において早い傾向があるようです。
特に勉強面や社会面(コミュニケーション力や人間関係の構築力)は、女の子の方が理解力や適応力が高いことが多いようです。
成長が早い分、自分で出来ることもどんどん増えます。
この為、好奇心が旺盛だったり、背伸びしたがることも多いです。特に小学校くらいになると、「まだまだ」と思っていた事が出来るようになっていたり、意外な事をよく知っていたり、親が内心驚くことも多くなるかもしれません。
子どもの成長する力とスピードに置いていかれないように、子どもの心と体の両方に、よく目を配りましょう。
ただし、過干渉は禁物です。親の過干渉は、子ども自身の成長する力・生きる力を妨げかねません。たとえ、親の愛情からくる一心だとしても、子どもの為にはなりません。
2.ほめる
同性ということもあってか、娘に対する、お母さんの目は厳しくなる傾向が一般的にあるようです。
できない部分を指摘するよりも、まずは頑張った事実や経過そのものや、何らかの成果が出ているなら、それらをたっぷりとほめてあげて下さい。
「褒める」でも「誉める」でもなく、「ほめる」です。これが、なかなか難しいのですが、対価やご褒美を与えたり、何かと引き替えなどの条件の元では、それらが無くなったら意欲を失ったり、次から対価やご褒美が無いと頑張れないようになります。
これでは「ほめる」の意味を成しません。もちろん、楽しみとしての物事を与えることを、否定はしません。大人も楽しみな事があると、いつも以上に頑張れます。
ただ、子どもに与える場合は、与える前に、その頻度や内容について、親がよく考えて欲しいのです。
性別に限らず、子どもの頑張る力の根底にあるのは、何よりも大好きな親に「見てもらいたい。」「認めてもらいたい。」という思いです。ご褒美や条件ではありません。
この部分をしっかりと受け止め、子どもにきちんと返してあげて下さい。
3.張り合わない
女の子は成長が早い分、口も達者な場合が多いです。大人の痛いところを突いてきたり、容赦なく矛盾を指摘してくる事も、多々あります。
子どもも大人も含め、女性は感情豊かな傾向があります。この為、娘に言われた言葉に対し、お母さんがムキになることも、少なくないかもしれません。
そうなった時には、できるだけ大人であるお母さんの方が、張り合わずに一歩引きましょう。相手が大人ならともかく、子どもの内は、なるべくお母さんの大人の余裕でかわしましょう。
感情的になったところでは、事態は好転しにくいものです。
4.同一視しない
これは、特に母と娘の関係において、多いように思います。家族内で、同じ「女」だからでしょうか。
「娘のことは、母である自分が、何でも知っている。」「娘は、私に何でも話してくれる。」などの思いや考えを、お母さん自身が持たないように気を付けましょう。
いくら仲が良くても、可愛い娘でも、子どもも一個人です。お母さんとは違う人間です。「何でも全部分かっている。」というのは、お母さんの思い込みやエゴに過ぎません。
これが長く続くと、子どもの本当の性格や気持ちを見失いかねませんし、母娘関係に良くない影響を及ぼす可能性もあります。
5.期待し過ぎない
「全く期待をするな。」ということではありませんので、間違えないで下さい。あくまでも、「し過ぎない」で下さい。
よくあるパターンが、「自分が出来なかったことへの期待や夢を、娘に託す。」もしくは、「自分も出来たのだから、娘も出来て当然。」というものです。
習い事や進学時に特に見られるようです。その期待は、子どもの為ではありません。親である自分の為のものです。子どもに押し付けないで下さい。
期待されるというのは、子どもの力が伸びる為の必要な要素です。しかし、何事も「過ぎる」のは良くありません。特に、女の子は人の気持ちに敏感です。
親が期待すれば、それに応えようとするでしょう。親の期待と、子どものやる気・実力とバランスが取れていれば、良い方向に向きます。
逆に、親の期待が過度にかかると、その負担は子どもの心にのしかかります。「し過ぎない」ように、お母さん自身が気を付けて下さい。
6.頭ごなしに叱らない
女の子を叱る時に、頭ごなしに叱ることは控えて下さい。女の子は周りとの協調性が高いので、親にも共感してくれることを求めます。
この為、頭ごなしに叱ることは、却って反発を招くだけです。子どもに非がある状況でも、一旦は子どもの気持ちや状況を受け止めてから、対応できるとベストです。
もちろん、時に毅然とした態度と、譲れない線引きは、親として大人として必要です。叱る時と場合を、しっかりと見極められると良いですね。
7.話をよく聞く
女の子はお喋りです。お母さんに話したいことも沢山あります。子どもが話している時は、遮らず、否定せず、最後まで聞いてあげて下さい。口を挟むなら、相槌とオウム返しだけが良いそうです。
話をすることは、コミュニケーションの大事な基礎です。コミュニケーション力の高い女の子には、話すことが大切になります。
家族以外の他の人との関係の前に、まずはお母さんとのコミュニケーションが、人間関係の基礎となります。子どもの話をたくさん聞いてあげて下さい。
8.考えさせる
女の子は、周りの人に対するアンテナが敏感です。これは良いことでもありますが、一方で、人に頼ろうとしやすい側面も持っています。
分からないことや難しいことなどがあっても、すぐに助けることは子どもの為になりません。自分で考えたり、試してみたりするように促しましょう。これは、勉強に限ったことではありません。
生活面・社会面など、あらゆる場面において言えることです。
最後に
女の子は、小さい内から「女」である部分を、しっかり持っているように思います。それ故に、お母さんと女同士として衝突したり、逆にとても仲が良かったりという傾向が、多く見られるのかもしれません。
「子は親の鏡」とよく言います。母娘間においては、特にこれが言えると思います。お母さん自身が育ててもらってきた中で感じたこと、考えたことを思い出しつつ、女の子の特性を踏まえて、愛情いっぱい育ててあげて下さい。
なお、この記事の内容は一般的な傾向を元にしており、全ての女の子の育児に当てはまるものではありません。