
【お母さん口の中が痛い】子どもの口内炎の原因と5つの治し方
口内炎ができると、大人でも食事がしにくくなったり話しにくくなったりして、憂鬱なものです。
子どもが痛がるのを見るのは辛いし、早く治してあげたいですよね。まずは、口内炎の原因を確認してみましょう。
口内炎の原因
口内炎にも種類がいくつかありますが、一般的にできるのはアフタ性口内炎と呼ばれるものです。アフタ性口内炎の原因には、次のようなものがあります。
口の中の粘膜が弱っている
疲れが溜まったり、栄養バランスが崩れたり、胃腸が荒れたりすると、口の中の粘膜も刺激に弱くなります。
口の中の粘膜に傷がついている
口の中を噛んでしまう、歯磨きで強くこすり過ぎてしまうといった原因で口の中の粘膜に傷がつくと、そこが炎症を起こして口内炎になることが多いです。硬い食べ物で付いた傷や、火傷の跡も口内炎の原因になります。
口の中に細菌が増殖している
歯磨きを怠ると口の中に細菌が増殖します。また、唾液には殺菌作用があるので、口の中が乾燥することで細菌が増える場合もあります。
以上の要因が重なると、口内炎ができる可能性が高くなります。
次に、対処法を見ていきましょう。
対処法
塩水でうがい
口を潤し、細菌を洗い流すことで、治りを早くします。うがい薬を使ってもよいのですが、まだ上手にうがいができない子どもは、飲んでしまう心配がありますよね。塩水なら飲んでしまっても安心です。
水を飲む
小さい子だとまだうがいができない場合もあります。こまめに水を飲むだけでも、口の中を清潔に保つ効果があります。
食生活
ビタミンB2とビタミンCが口内炎治療に効果的です。
ビタミンB2はうなぎやレバー、豚肉、青魚に多く含まれています。意外に多いのが、魚肉ソーセージです。
これなら子どもでも食べやすいですね。ビタミンCは野菜や果物に多く含まれています。酸味や辛味などの刺激が強い食べ物は、口内炎がある時は食べにくいので、優しい味付けにしてあげましょう。
硬い物も粘膜を傷つけるので、柔らかく調理すると食べやすくなります。
口内炎パッチ
5歳以降の子どもには、口内炎パッチが使えます。炎症が起こっている部分を軽く拭いて水分を取り、パッチを貼ります。寝る前に貼るのがオススメです。
鎮痛剤
痛くて食事が十分摂れないと、栄養が偏り余計回復が遅くなります。どうしても痛い場合は、お医者さんと相談の上、鎮痛剤を使用します。
以上、一般的によくできるアフタ性口内炎の対処法をご紹介しましたが、子どもの口内炎には実はウイルス性など違う種類のものがあったり、別の病気のサインであったりする場合もあります。
ただの口内炎じゃない!?子どもがかかりやすいアフタ性以外の口内炎
ウイルス性口内炎は、小さめの口内炎が集まってできます。へルパンギーナは夏風邪の一種で、喉の奥にできることが多いです。発熱を伴います。
手足口病は、口の中だけでなく手や足にもブツブツができます。熱が出ることもあります。感染力が強いので幼稚園や保育園で流行する場合があり、注意が必要です。
最後に
以上、口内炎の原因や対策についてまとめました。
アフタ性口内炎であれば上記の5つの対策を取っていればすぐに改善します。
しかし、体の抵抗力の弱い子どもの場合、口内炎に似た感染症の可能性も高いので、「ただの口内炎だし」と思わずまずはお医者さんに見てもらいましょう。