
子供に携帯・スマホを持たせる派と持たせない派のメリット・デメリットを徹底比較!
子どもを持つ多くのご家庭で、今大きな関心を集めているのが、携帯・スマホとの付き合い方です。
質問投稿サイトでも、「持たせた方がいい?」「持たせるならいつから?」「スマホ?それとも携帯?」など、多くのトピックが作成されています。
そこで、携帯・スマホを持たせる派と持たせない派のメリット・デメリットを比較していきます。
持たせる派のメリット
緊急時に連絡が取れる
スマホや携帯等の市場調査や消費者動向調査をしているMMD研究所の調査によると、最も大きなメリットと考えられているのが「緊急時に連絡が取れる」という項目でした。
物騒な世の中、いざという時の備えとして必要だと考えている親御さんが多いようです。
GPS機能で居場所がわかる
万が一犯罪にあってしまった場合に、捜索の手掛かりとなる心強いものです。
防犯グッズとして使えるものも
キッズケータイなど、防犯ブザーの機能が付いているものもあり、いざという時に安心です。
持たせる派のデメリット
交友関係が親から見えにくい
SNSやスマホアプリなどで、手軽に顔も知らない相手とつながることもできる時代。善悪の判断がまだ不十分な子供に持たせることで、いじめや犯罪の原因になる場合があります。
時間を取られる
友達とのやりとりやゲームに時間を取られ、勉強がおろそかになったり、睡眠時間が不足したりする問題もあります。「○時以降は使わない」など、ご家庭でのルール作りが重要になってきます。
持たせない派のメリット
交友関係が見えやすい
親も使う固定電話に連絡が来ることで、子どもの交友関係を把握することができます。
対面での友人関係を大切にできる
大人でも、一緒にいるのにそれぞれスマホをいじっている人達がいます。ネット上で手軽に繋がれる一方、希薄になりがちな現代の人間関係。
目の前にいる人との時間を大切にできる子供に育ってほしいものです。
勉強の時間を確保できる
高校受験が終わったら買い与える、というタイミングのご家庭も多いようです。憧れの携帯・スマホが買ってもらえるとなれば、勉強にも一段と力が入るかもしれませんね。
考える力が身に付く
自分自身、恥ずかしいことに、少しわからないことがあるとスマホで検索してしまう癖が付いています。
スマホは便利である一方、安易に答えを見つけられてしまい、自分の頭で考える機会が減ってしまいます。
もちろん使う本人の心がけ次第ですが、子どものうちは、調べる前に考える力を育てられるよう、不便さに慣らしておくのもいいかもしれません。
持たせない派のデメリット
緊急時に連絡が取れない
最近は街から公衆電話もめっきり減っています。また、子供を狙った犯罪も後を絶ちません。携帯を持っていないと、緊急時に連絡ができない心配があります。
LINEのグループに入れない等、仲間外れになる心配も
今の子供たちの交友関係は複雑で、「よそはよそ、うちはうち」が通用しない場合もあります。携帯やスマホを持っていないことで、自分だけ遊びに誘われない等、仲間外れにされることがあります。
情報が得られない
連絡網としてラインを活用する場合があり、携帯やスマホを持っていないことで情報の遅れが生じる可能性があります。
また、大学生になると、大学が掲示板の代わりにラインを使う、企業が就活の際に活用する等、単なる友達同士のコミュニケーションや楽しみだけでない用途が増えてきます。
携帯やスマホに慣れるのが遅いと、必要な情報を収集できないことがあるかもしれません。
最後に
いかがでしたか?お住まいの地域の環境や子供の生活パターン等、携帯・スマホとのベストな関係は、ご家庭ごとに異なります。
持たせる場合でも、使用時間は制限するか、ネットは接続するか、有害サイトへの閲覧を制限するか…等、ルール作りが大切です。
子供と一緒に、我が家のルールを話し合ってみましょう。持たせる場合でも持たせない場合でも、メリットやデメリットをしっかり見比べて、上手に付き合っていけるといいですね。