
【耳が痛い!】赤ちゃん・子どもが中耳炎かな?と思ったら確認するべき6つと対処法
子どもにとって中耳炎は身近な病気です。特に赤ちゃんは、自分で「耳が痛い」「聞こえが悪い」と訴えることができないので、発見が遅れてしまう心配があります。
中耳炎の原因と、このような症状があれば中耳炎かも…?というサインをまとめたので、参考にしてください。
子どもの中耳炎の原因
子どもの中耳炎の原因のトップは、風邪です。鼻と耳をつなぐ耳管は、普段は閉じていますが、物を飲み込んだり、せきやくしゃみをしたりすると開きます。
鼻やのどについた細菌が、鼻水と一緒に耳管を通って耳に炎症を起こします。これが中耳炎です。
赤ちゃんのうちはこの耳管が太く短いため、細菌が簡単に耳に入ってきてしまうのです。細菌が多い黄色っぽい鼻水を出していると、中耳炎に注意する必要があります。
成長していくにつれて耳管も長くなり、10歳を過ぎるとほとんどかからなくなります。
中耳炎のサイン
中耳炎のサインは多くあります。もちろん、「耳が痛い」と言えばわかりやすいですが、子どもだとまだまだ表現できない子もいますので親が注意してあげる必要があります。
そのサインを6つご紹介します。
発熱がある
年齢によって、熱の出方が異なります。小学生以上だと風邪をひいて2~5日たったころから、38~39度の高熱が出て、急に耳が痛いと言って気付くことが多いようです。
赤ちゃんや幼児は風邪で鼻水が出た直後に耳にも症状が出ることが多く、微熱程度でも炎症を起こす場合があります。
機嫌が悪い、夜泣きをする
痛みを訴えられないため、機嫌が悪くなったり、寝付きにくくなったりします。
しきりに耳を触る
1歳半ぐらいになると自分でどのあたりが痛いのかわかってきます。耳が痛いので、しきりに耳を触ります。
頭を左右に振る
耳を触るのと同様に、痛みを軽減しようとする動きです。楽しくて頭を振る赤ちゃんもいるので、機嫌の良し悪しと併せて考えます。
ミルクの飲みが悪い
痛みや熱のため、食欲も減退します。
周囲の音に関心を示さない
子どもは好奇心の塊です。普段はお母さんの声や物音にすぐ反応しますよね。しかし、膿が溜まると聞こえが悪くなり、周囲の音に関心を示さなくなります。
対処法
一度かかると、なかなか治りにくい中耳炎。症状によっては、完治まで3か月かかることも。最後まで病院に通って、治し切ることが大切です。
まずは痛みを止める
中耳炎の痛みは、長くても2~3日だそうです。痛み止めで乗り切ります。もし夜間や休日に痛がりだした場合は、手持ちの痛み止めを使ってみましょう。耳の下や後ろを冷やすだけでもかなり楽になるようです。
耳だれが出たら外だけ拭く
膿がパンパンに溜まると、鼓膜に穴が開き、自然に膿が出てきます。耳の周りだけ拭きます。中はお医者さんに任せて、素人が触らないようにしましょう。
鼻の通りを良くする
これ以上細菌が耳に入らないよう、鼻水をこまめに吸います。ご家庭で吸いきれない分は病院で取ってもらいます。鼻の通りを良くすることで、治りが早くなります。
抗生剤
重症の場合だけ、抗生剤を投与します。
最後に
いかがでしたか?子どもに多い中耳炎の原因や対策をまとめてみました。特に小さい子どもは、自分でうまく症状を訴えられないので、お父さんお母さんが子どもの様子をよく見ていてあげたいですね。
これらのサインに気付いたら、できるだけ早く病院に行き、治療を受けましょう。
痛みが治まったらもう治ったかなーと自己判断して通院を止めてしまう親御さんも多いようですが、中耳炎治療のゴールは実はまだ先です。
お医者さんから完治したと言われるまできちんと通院して治してあげましょう。